OMORI 頑張って感想書く

OMORIを頂きまして、グッドエンドを迎え一通りクリアしたということで感想と称したレビュー寄りのよくわからないなにかを書いていきます

 

 

 

OMORI

OMORIとは、Steamのゲーム説明文によると、

個性豊かな友達、そしてエネミーでいっぱいの奇妙な世界を探検しましょう。
忘れ去られた過去を明らかにすべく、色とりどりの世界を、そして色あせた世界を進みましょう。
やがて、あなたが選んだその道が、あなたの運命を決定づけるでしょう。
おそらく……他の誰かの運命も。

というゲームらしいです。

主人公である「オモリ」が、親友の「ケル」、「オーブリー」、「ヒロ」の3人と共に、夢のような世界を旅する話です。

 

ジャンルとしてはターン制のJRPG+サイコロジカルホラー。
ホラーと銘打たれることが多いですが、

  • ビックリ系はかなり少ない
  • ホラーっぽい場面は事前に兆候があるため、ある程度構えられる

という感じなので、あんまりホラー要素は強くないと思います。分かる人には分かりますが、Undertaleで言えばPルート程度のホラーでしょうか。

 

是非、話の流れを初見で追ってほしいゲームであるので極力ネタバレは避けます。あと、メンタルはある程度大丈夫なときにやってください。

 

自分のクリア時間は23,4時間程度 ある程度寄り道もしましたが、最短でいっても20時間弱はかかるかと思われます。
ストーリー重視のゲームなので、じっくりゆっくりやることをおすすめします。

 

ストーリー面

大筋は最初に説明したとおり。また、死やうつ病といった描写に関する警告もゲーム起動時に出ることから、色々察することがあるかと思われます。

 

ゲーム開始直後、謎の回想が挟まった後に謎の場所にほっぽりだされます。
この場所は「ホワイトスペース」と呼ばれる場所で、マジになんの説明もなく主人公「オモリ」が操作可能になります。

このゲームは登場人物や今いる場所について、背景などのストーリーの根幹に関わる部分の説明は最初皆無で始まるため、色々と考察できたりできなかったりしてよいです。あくまで事前の説明がないだけなので、ゲームを進めていくことで色々明らかになると思います。

 

ゲームシステムに関わる部分については、ゲーム最序盤に「ケル」・「オーブリー」・「ヒロ」といった親友たちに会い、彼らが主人公を導いてくれるため、””ゲームを進める””という点ではシステムが理解できずにモヤモヤする・何をすればいいのかわからなくなって詰まるといったことはあまりなかったですね。

 

進行に詰まりかけたら、とりあえず今いるダンジョンについて場所を探索し尽くせば進むような設計だったと思います。
イベントがその過程でちょくちょく挟まるため、そのへんのモブについても興味を持てるかどうかで面白いと感じるか否かが決まりそうです。Undertaleの寄り道的なイベントが好きな人は合ってると思います。

ストーリーだけを追いたいがために早くクリアしたい、みたいな人はちょっと向いてない可能性はあるかも。

 

ゲーム序盤の方でストーリーの結末に大きく関わる分岐があるため、そこでどうするかでもしかしたらゲームクリア時の印象が変わるのかもしれません。
自分は1つのルートしかまだやってないし、ちょっとメンタルぶっ壊されてしまいやるかどうか悩んでいるため、詳細はよく知りません。自分の目で確かめてくださいw

 

あなたの選んだその道が、あなたの運命を決定づける…
主人公がどういう道を歩めば、最終的にどういう結末を迎えそうかはなんとなーく分かるかと思うので、主人公の気持ちになって自分の目指したいルートを選んでください。

 

ストーリーについてはこんなもんにしておきます。

 

 

キャラとかゲーム性に関する雑多な部分

主人公「オモリ」は基本的に一言も喋りませんが、親友たちは「オモリ」に対しても話しかけますし、彼ら同士でも掛け合いをします。
めちゃくちゃ和気あいあいとしていて、あまりにも平和です。和みます。

 

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こんな感じで発狂してるやつもいます。
基本的に主人公一行である「オモリ」・「ケル」・「オーブリー」・「ヒロ」と「マリ」・「バジル」以外は人外ですね。ファンタジーです。

 

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ひどい(泣)

 

「マリ」はアシストキャラです。要所要所でピクニックの準備をしてくれていて、セーブ・回復のポイントになっています。ちょっとしたイベントもあります。

また、主人公一行の最後尾にいる花冠をつけている緑の子が「バジル」です。彼は写真を撮るのが好きで、ちょくちょく彼のアルバムを見る場面が出ます。
主人公たちが楽しく過ごす、自然な一瞬を撮るのが好きらしいです。

 

この「バジル」が途中で行方知れずになってしまい、その捜索として主人公たちが不思議な世界を探索して回るという流れですね。割と重要な人物です。

 

グラフィックはぼちぼち小さいドット絵なのですが、イベントでは割と動いてくれます。こういった細かい所作でキャラを魅力的に立てていていいですね!

 

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こういうヤツについてもしっかり日本語訳されています。英語の方がどうなっているかは全くわかりませんが、日本語訳の質は非常に高いと思います。
ゲームの性質上、英語の言葉遊びが多いような感じがするんですが、多分上手く訳してるんじゃないでしょうか。分かりませんw

 

あまりにもスクショを撮っていなくて主人公一行をまともに紹介できませんでしたが、この画像でいうと上のヤツが「ケル」、右下のヤツが「オーブリー」、左下のヤツが「ヒロ」、真ん中のヤツが「オモリ」です。

彼らの特徴は大体これで表現できてると思います。ただ、「ヒロ」に関しては頼れるお兄さんキャラだと思います。この中では「ヒロ」だけ年上なので。

 

主人公一行はいい感じに個人個人がキャラ立ってて、好きですね…。
主人公たちそれぞれの特徴を使って障害物をどけたり、ギミックを解いたりする場面もあり、キャラ付けは力が入ってると思います。

そういったギミックもプレイする上で鬱陶しすぎない程度の量となっていて、いい塩梅かな~と思います。

道中のボスキャラとか、準主要キャラに関しても同様ですね。Undertale程のキャラ付けの濃さではないかもしんないすけど、十分個性は取れると思います。

 

 

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いつもの俺

 

思いの外スクショがなさすぎて説明が難しくなってきたので、今日はここまでにしておきます。

各キャラの顔グラぐらいなんか撮っておけばよかったですね。やはりスクショを撮るのが苦手。

 

 

戦闘面

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これは一番最初の戦闘の様子です。「バジル」が拉致られてます(泣)

 

まず、主人公たちのUIの配置が独特です。画面四隅に出てます。そして敵が正面にいます。

 

スキルの演出が結構画面広々使うものも多いため、このような特殊な配置になってるのかな~と思います。戦闘の演出が結構凝られているですが、またスクショがありません。

個人的には、味方を選択して発動するスキルとかを使う場合、カーソルがどこにあるか分かりづらくてちょっとだけ困りました。慣れるとは思います。

 

戦闘の際には感情という状態が存在しており、先程の三つ巴の図で感情の強さ関係が示されています。

戦闘開始時は基本、感情は「ふつう」からスタートします。


この敵は今「しょんぼり」状態で、「いらいら」状態の味方が殴ることでいいダメージを与えることが可能になります。
しかし、この場合では右下にいる「ケル」が「にこにこ」状態となっているため、「ケル」は逆に敵の攻撃をめっちゃ食らいます。

また、各感情にはそれぞれ固有のステータスバフ・デバフがあるため、若干注意する必要があります。

 

こんな感じのシステムになっているため、ボス戦では味方・敵の感情を特定のものにするスキルやアイテムを駆使して戦闘する必要があります。
じゃんけんのシステムですね。

 

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これは苗モグラじいやらしいです。
「ハート直撃の大ホームランだ!」はクリティカルヒットのことです。

 

また、「畳み掛け」という戦闘時のシステムがあります。被弾するごとに貯まるポイントを消費することで、各キャラが追加行動が可能となるすごいやつです。演出も当然のごとく凝っております。

この「畳み掛け」はストーリーの進行と共に強化されます。
「畳み掛け」と「感情」、この2つを上手いことなんとかすれば、なんとかなるようです。

 

このように、戦闘面では演出が凝っていたり、ギミックがぼちぼちあるなどして楽しいです。
ボス戦では色々試行することができていいのですが、雑魚戦では演出の長さ故に戦闘のテンポが悪く、その辺は気になりました。

幸い、シンボルエンカウントなので雑魚は避けれますが、

  • たまに地形的に避けるのが大変
  • 逃げても敵のシンボルが残り、一定時間後に再度アクティブになる
    その間は通過不可能となるため、小道の敵は倒さないといけない

という点が面倒くさかったです。また、場面によっては敵が10体ぐらいボコボコに向かってきて、連戦に次ぐ連戦となるためちょっとウザい感じはしました。

そういった場面は極一部なので、そこまで気にはなりませんでしたが、戦闘自体のテンポの悪さはやはり感じざるを得なかったですね。凝ってるんですけどね。ボス戦とかはいいんですけどね。

 

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草w

武器・装飾品の中には単純にステータスが変化するだけでなく、戦闘開始時から感情が付与されるなど、特殊効果が存在するものもありますね。

 

また、スキルの制度もちょっと独特で、戦闘でつかえるスキルとして4スロットしか用意できません。しかし、覚えるスキルの量は結構あります。
もし、ボス戦とかに備えるのであれば雑魚戦で使い勝手の良いスキルは外して…みたいなことをする必要があるかもしれません。
俺はめんどくさくてそんなことしてませんでした。常にボス戦を前提としたスキル構成です。

アイテムで補助すればどんなスキル構成でもなんとかなるはずですし、そのアイテムも道中結構拾えるようになっているため、バンバンアイテムを使っていきましょう。的な難易度でした。

 

序盤の戦闘は歯ごたえありますが、勝手がわかってくるとボスもそこまで苦労しなくていいようになってくるので戦闘自体の難易度は多分高くないです。
最悪ちょっとだけレベル上げをすればなんとかなるようになっていると思われます。

 

でも、各キャラが頑張って戦ってる感じが戦闘の演出から伝わってきて、良いですよ。テンポを求めなければ、魅力的な要素となっていると思われます多分。

 

 

曲とか

曲いいですね~。マジいいですよこれイイ。

世界観に合ったフィールド曲と通常戦闘曲、それとは対照的にあまりにもカッコ良すぎるボス戦闘曲。ホラーな心情描写ではおどろおどろしい曲とか。曲の幅が広い。

マジで曲いいですね良すぎるやばい。

 

BandcampのURLを貼りますが、Steamでもサントラは買えます。
Spotifyとかでもサントラが聴けると思うので、聴いてみてもいいかもしれません。

 

まあ、とりあえずゲームを先にやればいいと思いますが…。

 

 

終わり

あまりにも内容がスカスカになりました。初速だけあったかもしれません。

ストーリー面を書いちゃうとどうしてもネタバレになっちゃうし、本当はまあまあ書きたいですが、やめときます。

 

個人的にはUndertaleばりにのめりこめました。が、内容はUndertaleとは違うのでアレです。キャラの立て方・モブ周りのイベントの豊富さとか、そういうゲームへの没入感を出すための工夫が似ているのだと思います多分。分かりませんw

そういう場面のスクショこそ、本当に必要なもののハズなのになぜか一枚もとってません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(泣)
これじゃ魅力が伝わりません!!!!!!!(泣)

 

 

一通りクリアすると、おそらく大半の人が感情がエグいことになると思います。しかし、この感情を吐き出せる人間がいません。

みんなやってください(泣)

 

感想でした